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2011/3/11(金)
14時46分、最大震度7を観測する地震が発生
部屋の物は8~9割倒れる
最中は全く立っていることが出来ない状況である
揺れは5分ほど続いた様にも思えたが
実際は3分程度と推測される
要は良く覚えていない

ネットの友人からメール、電話が来てる最中津波の警報が鳴る

その場、とにかく水と食糧を確保しなければと思い
外に出た時水だと叫んだのを覚えている
次々と近所住民が外に出て集会所に避難
津波到達は自分の地域はかなり緩やかな物だった
湾になっているおかげだろう

その晩、余震と津波に恐れながらほとんど寝ずの一夜を過ごす



3月12日(土)
昨夜は集まった人々で野外食である
勿論電気水道は使えない状況だ
自家発電機を持っている住人が居たのが幸い
なんとか米は炊けたが調理は難しいだろう
夜が明けると集まった人々が色々と物を持ち寄った
鍋、ナマモノ、釜、釜戸の様な物まで
米を炊くには困らなくなった
煮ることも出来る
当分は生きていけるだろうが食料が底を付く方が早いだろう
何せ身体が不自由な人が多い地域だから
動こうにも動けない方が多いと言う高齢者地区である

その他、津波は何度も引いたり押したりを繰り返す
余震は止まらない
他の地区は死体が上がっているらしい

そして親父は戻らない



3月13日(日)
昨晩は疲れの所為か20時に寝て6時に目を覚ます
夜明けが5時半を過ぎるくらいなので丁度良いくらいだ
朝早くから沢水が流れていると言うことで探索していた人が居た
一緒になって探して沢水を発見
何の問題もなく飲める様なのでそのまま使用することに
(後で聞いたがその沢水は山から出てくる水で
 数十年前からずっと流れ続けてるという
 自然は偉大だと思う)
タンク6つ、ペットボトル10以上全てに水を汲む

近場のコンビニは商売を始めていたが落ちた物は全て泥を被っていた

午後からは街を探索
あふれているのは海水だけでなく
避難した人々もだった
知人を数人見つけるも
いつもの道は自転車での移動はかなり困難な場所になっていた
泥、海水、泥、がれき、泥、人、がれき、海水…
見渡す限りの風景は全て変わっていた

その変わっている風景の中
親父の会社の勤めている会社まで行ってみる
親父の会社は海辺にある為
全て波に浚われ中身はもぬけの殻である
会社の駐車場に停めてあった車はどこへ行ったかなど
最早見当も着かない

その会社に行く途中の浸水した地域でも
水田に車は投げ出され倉庫は動き土台以外残っていない家もあった
ここで始めて被害の大きさを知る

ボク等の地域は全然マシだった
食料、水に恵まれていたからだ
それに加え家も残っている
しかし世の母は強しなのだろう
自分の地域は都市ガスが来ておらず
プロパンガスを使用しているのだが
点検も何もせずに既に使用しているのだから

晩ご飯を食べのんびりしている所に父が帰ってくる
思わず泣いてしまった
弟、妹も無事であるらしい
親父の所に連絡が行っていた様だ

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